フットボール禁止条例。

サッカー好きのわたくし110kin(いときん)が、AKB48やSKE48にハマったらどうなるかっていう記録を残しているブログ。うつ病の闘病記も残しています。

2006年07月

おかしくなってきたJFA(続編)

昨日に引き続いて今日は新役員の発表です。

(財)日本サッカー協会 新役員発表(JFA)

以下抜粋。

 日本サッカー協会は7月30日(日)に理事会を開催し、新役員の就任を発表した。JFA会長には引き続き川淵三郎キャプテンが就任し、副会長には、小倉純二、釜本邦茂が再任、大仁邦彌(前常務理事)と、鬼武健二(Jリーグチェアマン)が新しく就いた。専務理事には前技術委員長の田嶋幸三が就任した。
 理事会後に行った記者会見で川淵キャプテンは、「FIFAワールドカップの日本代表については多くのファンに失望を与えた。
 また、新監督に関する失言も言い訳の余地はない。しかしこれについては、自らの責任を棚上げするためにやったのではないことは良心に誓って言える」と、一連の報道について釈明したのち、今後2年間の抱負について、「普及・強化・国際交流を三本柱に、より太くすべきこととスピードアップを図ってやることを見極めることが大事だと思っている。普及については、『JFA2005年宣言』を堅実に推し進め、PDCA(Plan・Do・Check・Action)のサイクルで回していく」と話し、法人化を進めている都道府県協会の事業拡大や組織強化、キッズプラグラムからエリート教育までの育成システムの構築、各年代の代表強化等について方針を示し、「自分が
やれることを放棄するのは無責任だと思っている。批判があるのは認識しているが、自分がサッカー界に貢献できるということを確信しており、真摯に取り組んでいく」と意気込みを語った。
 新しく就任した鬼武副会長は「日本サッカーが世界で十二分の力をつけるのはJリーグの強化なくしてありえない。百年構想を一つ一つ具現化して積み重ねていくことが重要で、Jリーグを活性化することで日本サッカーに貢献したい」と挨拶。大仁副会長は、「フットサルも大きな盛り上がりとなっており、全国リーグもスタートする。その基盤づくりをしっかりやっていく」と話した。田嶋専務理事は、「これまで技術委員長としてやってきた経験を生かして、日本サッカーの強化、サッカーファミリーの拡大に努めたい」と抱負を語った。

Copyright 2006 Japan Football Association

 いろいろ書きたいことはありますが、また今度書こうと思います。みなさんも考えてみてください。そして、コメントください!

おかしくなってきたJFA

 久しぶりの投稿となってしまいましたね。ただテストもレポートも終わって夏休みに入ることができたので、気が向いたらちょくちょく投稿していこうと思います。といっても、気が向かなかったら意味がないのですが(笑)

 今日のニュースはこれ。

 平田竹男氏の後任に田嶋幸三氏、田嶋氏の後任に小野剛氏(毎日新聞)

 日本サッカー協会ゼネラルセクレタリー(GS)として仕事をしてきた平田竹男氏(早稲田大学スポーツ科学学術院客員教授でもあり、僕も授業を受けたことがあります)が専務理事を退任するそうで、そのポジションに現技術委員長(日本サッカー強化・育成の責任者)の田嶋幸三氏が就任することが濃厚らしく、またその後釜にはサンフレッチェ広島の監督を解任され、日本代表のテクニカルスタッフとして入閣が濃厚と見られていた小野剛氏が就任するらしいんです。

 なぜ僕がこの記事を取り上げたかというと、

1.なぜ平田氏が協会を退任したのか

2.なぜこのタイミングで技術委員長を入れ替えるのか

です。

 すべては一貫した体制になく、また川淵独裁と言われる協会の体制にあるのではないかと思います。僕は取材をしているわけではないので、あくまでニュースのネタ等を集めて考えた憶測になってしまいますが、疑問はたくさんあります。

 1.については川淵三郎会長がW杯惨敗の責任を押しつけたという説まであります。GSとして代表や協会主催大会の日程調整・運営に当たってきた平田氏は、不可解な日程などさまざまに批判される要素がありますが、それでもある程度の評価はできる仕事を行ってきたと言えると思います。天皇杯決勝大会の早期開幕による雪国での試合開催や、代表の強豪国とのマッチメイクは、彼がGSという仕事を新設してからのいい試みであると思います。

 もちろん、ポジション的に考えると彼にW杯の代表敗退の責任が全くないとは言えないでしょう。ただ、川淵会長や田嶋氏が残るのに、彼だけが退任するのはおかしくないか、と思います。川淵会長が責任を押しつけたと見られるのもしょうがないでしょう。もちろん、「退任」なので、平田氏個人の理由での退任なのかもしれませんが(たとえば早大教授としての仕事へ専念など)。

 2.については、一連のオシム騒動に続く疑問点だと思っています。オシムA代表監督や反町U-21代表監督を連れてくる交渉をしたのは田嶋氏。スタッフをオシムと決めたのも田嶋氏。もっと言えば、ポスト2006日本サッカー強化のおおまかな流れを決めたのも田嶋氏です。このタイミングでの退任はどうもおかしい。8月6日に代表Aマッチ、その直後のアジアカップ予選あるのでしょうがいないと捉えられなくもないですが、やはり一貫性のない協会の体制を象徴する出来事と言えるでしょう。

 もしかして、W杯の総括をしっかり行わなかったのも、すでに田嶋氏自身が技術委員長を退くことが決定していたので、次の委員長へ後任せということだったのでしょうか。「俺はもうやんないから、次の人がやってくれるから、いいでしょ」と。もしそれが本当ならば、まったくおかしな組織です。

 僕は、去年さまざまな活動や人との交流を通して、やっぱり日本のスポーツ界の中ではサッカー界はものすごく進んでるし、革新的なことをやっている。自分の目標が「日本のスポーツ界をもっといいものに変えていきたい」なのであるとしたら、サッカー界は今がんばっている人やこれから変えていこうとしている人がすでにいるので、自分あえて無理に突っ込むことはないのかな、とも思っていました。

 しかし。

 W杯から現在までの流れを見ると、どうも納得できない部分が多いんです。今、僕の中では日本サッカー界すべてとまでは言いませんが、少なくとも日本サッカー協会不信です。川淵会長の就任以降、女子サッカー・フットサルの普及など、すばらしいことを行っているし、日本サッカー界躍進のきっかけとなったJリーグを作った原動力となった手腕は本当に素晴らしいものだし、誰にも真似できなかったことだと思います。

 思えば、2003年に1次予選で格下相手にギリギリの試合が続いていた頃、ジーコ監督解任を求めるデモがありましたが、まったく写真や映像を見た記憶がありません。今回も協会の近くで覆面で抗議を行った人がいたそうですが、小さな扱いで写真もないようです。これも川淵会長になってからの言論統制というか、イエスマンな記者ばかりを作ってきたためです。トルシエ監督時代はスポーツ紙はトルシエ批判ばかり、川淵氏(当時副会長)自身も批判をしていましたが、ジーコ監督時代はそうした意見は排除される空気が流れていました。思えば僕もその流れに無意識に乗っていた気もします。

 少なくとも、川淵会長が再任される現在の協会は明らかにおかしいと思われます。W杯での成果だけで日本サッカー界全体の成果とするのは問題ですが、一番注目される部分の不振で責任者が代わらないのはどうもおかしいとは思いませんか? W杯の反省もろくに行わず、人事を入れ替えて新しく出発する気もない協会。日本のスポーツの革新の旗振り役だったサッカー界がこれでは、旧体制のスポーツ界に逆戻りしそうです。

 こんな動きもあるみたいですが、どうもこの声はマス・メディア(媒体)を大して介されないだろうと思うので、協会を動かすムーブメントにはさせてくれなさそうです。

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 それでも、あえて僕は言いたい。

 日本サッカー界、人事を入れ替えて今こそ再出発のときだ、と。

サッカーの移籍制度

 今日は、授業でも取り扱われた、サッカーの移籍制度について書いてみようと思います。

 先日の現役最後の公式戦でお騒がせしたジダンがイタリアのユベントスからスペインのレアル・マドリーに移籍したとき、移籍金はおよそ100億円とも言われました。しかし、その「移籍金」という言葉、正確な意味からすると、ちょっと違うんですね。

 昔は文字通り、移籍先のクラブが現所属クラブが持つ保有権の代償として、移籍金が支払われていました。ところが、この制度に待ったをかけた選手がいたのです。ベルギー人のボスマンという選手でした。ベルギーのリエージュというクラブにいた彼は、クラブとの契約期間満了後、フランスのダンケルクというクラブへの移籍を求めていました。ところが、リエージュがダンケルクに対して移籍金を求めたため、交渉は破綻、移籍は失敗となってしまいました。そのため、契約期間が終わっているのに移籍金を求める現行制度はおかしいと、ボスマンはリエージュ、ベルギーサッカー協会、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)を相手に損害賠償を求めました。当初受け持ったベルギーの裁判所は、国際移籍のためEU法に関わる問題であるとして、欧州裁判所に判断を任せることになりました。

 その結果、1995年に出た判決が概ねこうです。

1.移籍金制度はEU加盟国間の選手の移籍を制限するものであり、EU内で禁止されている労働の自由移動を妨げるもので、禁止される。

2.外国人枠は他のEU加盟国選手の移籍を制限するものであり、禁止される。

 EU加盟国で調印されたローマ条約で決められた、労働者の自由移動の権利をサッカー選手にも適用することが認められ、大きなニュースとなりました。これは、それまでビッグクラブに有望選手を売ることでクラブの運営をしてきたクラブに取っては大きな痛手でした。この事件を「ボスマン判決」、これ以降の移籍制度のことを「ボスマンルール」と呼ぶことが多いです。

 こうして、クラブは選手たちとなるべく長い契約期間にサインさせ、その契約期間のあいだに移籍させることによって「移籍金」、つまり、選手がクラブとの契約を破棄して他クラブに移るという違約金を移籍先クラブに払わせることによって、現在の「移籍金制度」が成り立っています。

 この結果、ヨーロッパのクラブはより安い価格でいい選手を取ろうと10代の選手を青田買い、そしてできるだけ長い契約期間をと8年間などの契約を結ばせることにつながりました。三浦知良や中田英寿のイタリア移籍は、こうしたことと無関係ではありません。外国籍選手枠がEU選手に使わなくていいので、より安く若い選手をアジアの、しかもジャパンマネーも入ってくるだろう日本のクラブから取ってくるという傾向は今でも中規模以下のクラブにある傾向です。

 こうした事態を重く見たFIFA(国際サッカー連盟)は、全世界的に制度を大幅に変えました。国際移籍については、

1.選手契約を1年以上5年以下とすること

2.18歳未満の選手については原則移籍禁止

3.23歳以下の選手については、前所属クラブに補償金を支払う(23以上の選手には移籍金を求められない)こと

4.海外移籍期間を一定期間に設け、それに違反して契約した選手は罰則を受ける

の以上です。

 こうして移籍制度が整ってきましたが、国内での移籍については一応国内サッカー協会の判断となっています。Jリーグではまだボスマンルールのような仕組みは作られていなく、年齢や所属クラブのクラスによって決められる移籍金係数によって移籍金の基準が定められるようになっています。よって、前所属クラブとの契約が満了しても、移籍金支払いの義務は発生するので、完全な自由移籍というわけにはなっていません。

 以前、中田浩二(現FCバーゼル所属)が鹿島アントラーズからフランスのマルセイユに移籍する時に、鹿島側は契約が満了する中田浩二の移籍に対してマルセイユに移籍金を請求して、交渉がこじれそうになったのは有名な話です。あくまで中田浩二の代理人は、移籍金を支払う義務はないと主張し、最終的には鹿島側が折れ、マルセイユは情け程度の補償金を支払ってマルセイユへの移籍が決まりました。海外と日本の移籍システムの差を埋めること、また日本のクラブも海外へ移籍させたくないのであれば、複数年契約などをしっかりと提示していくことが求められてきました。

 ここで重要なのは、選手の側も「労働者」として働く権利があるのが認められてきた、ということです。スポーツはある程度戦力が均衡していないと成り立ちませんが、一方で選手がプレーしたい場所でプレーするという当たり前のことができない状況でした。日本のプロ野球などは、自由契約(逆指名)とドラフトによってすべて決められる選手が両方いたり、選手の意思を介さないトレードの決定など、選手側の権利を尊重できていないシステムがあります。野球はサッカーのようにピラミッドの自由競争システムにはなってはいないので、なかなか難しいとは思いますが、選手の権利を認めるシステム作りが重要だということです。

参考文献:

『導入対話による スポーツ法学』 監修 小笠原正

バーサス休刊

なんと、『VS.(バーサス)』が今月号で休刊らしいのです。

ショックです。

あんなワールドカップ総集編っていう他の雑誌もやっているような特集だけの一冊、

そんな買うのをためらったような内容で終わってしまうのかあ。

もしも、どこか圧力とかでそうなったのなら、

俺は許せません。

VS.休刊の挨拶(バーサスHP)

カルマ

 僕はスポーツがないとしたら、一番好きなのは読書と音楽です。読書もスポーツ関連本も好きだから、音楽が二番手になるんだろうな。

 中でも好きなのはBUMP OF CHICKENです。

 藤原基央の世界観は誰にも真似できません。

 文学的な詞と、それを不思議な空間へといざなうメロディ。

 彼のギターソロで始まる曲は、身震いまでしそうです。

 そんな藤原基央が、ゲームのサントラを手がけているんです。

Song_for_tales_of_abiss_4

 テーマソングとなっている『カルマ』。

 この曲のメロディを軸として、いくつものパターンが作られています。

 僕はこのゲームをプレイしたことはないですが、そのイメージは伝わってきます。

 一度聞いてみてください。

 BUMP OF CHICKENでの藤原基央しか知らない人も、必聴です。

必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして

ここに居るよ いつだって呼んでるから

くたびれた理由が 重なって揺れる時

生まれた意味を知る

FC岐阜の戦い

 今日は、サポティスタというサッカー情報ポータルサイトを見ていたら、こんなニュースのリンクがあってビックリしました。

 FC岐阜、東海社会人サッカーリーグで12,000人を集客(FC岐阜HP)

 FC岐阜は、東海社会人リーグ1部(J1の下がJ2,その下がJFLというアマチュア全国リーグ、そしてそのまた下の地域別の東海地域の社会人リーグ)を戦っています。このクラブにはJリーグ経験者など、実力のあるプレーヤーが集まっており、現在リーグ首位です。このまま行けば、冬に行われる全国地域リーグ決勝大会(各9地域リーグの代表チームが集まり、JFL昇格チームを決める大会)への出場が決まります。そうです、Jリーグ入りを狙っているクラブなのです。

 いまこうしたJリーグ昇格への道のりをたどろうとしているクラブは全国に70あると言われています。ザスパ草津のスピード昇格や、アルビレックス新潟がいい例でしょう。Jリーグのクラブがあることによって、地方都市や寂れた田舎町が活気づく。また、リーグ戦は基本的にホームアンドアウェーなので、全国各地から隔週で多くの人が訪れます。つまり、スポーツによる町おこしをやろうとしている自治体が非常に多いのです。

 文部科学省が各自治体にひとつは総合型地域スポーツクラブ(多世代・多種目・多レベルのスポーツができるクラブ)を整備するという計画を推進しているのもあって、総合型クラブの核として、トップのサッカーチームをJリーグに送りたい、という想いもあるようです。

 ただひとつ問題なのは、Jを目指すといっても、昇格できるチームは限られているということです。いつまでも環境の整備や成績が上がらなければ、市民の関心も薄れてきてしまいます。そうしてJへの昇格を断念、解散したクラブはいくつもあります。昨年昇格したヴォルティス徳島も、数年前にそうした動きがありました。

 FC岐阜は1万人突破、また九州リーグでは毎試合数千人集めるクラブもあります。こうしたクラブの動きがトップチームだけでなく、市民のスポーツ熱、また自主的な町づくりへの参加を促すようなムーブメントになるといいですね。スポーツは、必要不可欠なものでは決してありません。ただひとつ言えるのは、人々の心を大きく動かすエネルギーを生み出す力の源にはなれるということです。

スポーツジャーナリズム

 今日は、学校で「スポーツジャーナリズム」という授業のテストがありました。

 普通、テストは授業で出た内容をチェックするくらいのものなのに、今回のテストはかなり考えさせられる問題が出されました。講師のジャーナリストの先生も、あえて授業では「スポーツジャーナリストとはこうあるべきだ」とはあまり深く触れなかったので、モデルとなりうる解答が書きにくいのもその原因でしょう。

 担当講師の許可は得てませんが、もしこのブログを読んでいるスポーツ好きの人がいたら、この問いの答えを考えてみてほしく、問題を掲載しておこうと思います。

 注)各解答は200字から400字程度でお願いします。出題趣旨に沿わない解答は採点いたしません。ただし、問5については自由に記述してください。講師の考え方にも批判的であり、しかもそれを表現できなければ、ジャーナリズムを学んだことにはなりません。できれなければ、減点対象とします。批判と避難を混同せぬよう、ご注意ください。

問1:今年6月、公正取引委員会が存続を決めた新聞の特殊指定における国内スポーツ・ジャーナリズムへの影響を簡潔に述べよ。

問2:サッカーW杯ドイツ大会報道にみる、あなた自身のメディアリテラシー的(批判的)分析を簡潔に述べよ。

問3:インターネット・パソコン・AVなどのIT時代におけるスポーツ・ジャーナリズムの可能性を簡潔に述べよ。

問4:スポーツ・ジャーナリズムとは何か、スポーツ・ジャーナリストは何をすべきプロフェッション(専門的職業人)であるのか、簡潔に述べよ。

問5:このスポーツ・ジャーナリズム論の講義全体を批判的に考察し、簡潔に述べよ。

 問5はともかく、問4は非常に難しい問題でした。いくら考えても、納得の行く答えは出ません。今回解答した僕の答えも、あくまで暫定的な答えです。普段何気なくマスメディアのスポーツ報道に文句を言う人も、たまにこうして真面目に考えるのも悪くはないのではないでしょうか。かなり奥が深いものですよ。

教科書:

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「スポーツジャーナリスト」という仕事 小田光康 著

著者は講師の先生です。すべてに賛同はできないでしょうが、それが当たり前の反応だと思ってぜひとも読んでください。それがジャーナリズム的視点の始まりです。

早稲田大学vs法政大学

 この日も東伏見のア式蹴球部グラウンドでの試合。だが一昨日の試合と違うのは、勝てば天皇杯予選をJFLや関東リーグの強豪社会人チームと戦えることと、相手が前期の開幕戦で負けた法政ということだ。

 今日のスタメンはGK伊藤拓真、DFが山口貴弘さん(C)、金守貴紀さん、中川裕平、MFは松本怜、鈴木修人さん、塗師亮、中島健太さん、トップ下が兵藤慎剛さん、2トップは渡邉千真と松橋優さんだ。キャプテンの金田さんを外して、キープと展開力に優れる塗師と鈴木修人さんをボランチに入れた。FC東京U-18戦で活躍したMF首藤豪はベンチスタートとなった。

 試合は先制されながらも追いつく展開だったが、後半は法政の最後のラインを割れずに、2点を立て続けに失点、松橋さんが負傷退場するなどのアクシデントもあり、1-3で敗退が決まった。法政の分厚いブロックを形成する守備に対してサイトチェンジなど大きい展開ができればまた違った展開となったが、2失点をしたあとはそれまで上手くいっていたはずの速いショートパスのつなぎに固執してしまい、崩しきれずに終わってしまった。

 終盤には首藤を投入したものの、山本脩斗さんなどのケガなどもあり、大榎克己監督も効果的な手を打てなかった。今後はシステムの幅も含めた対応力が問われるだろう。

 秋からの後期関東大学リーグは、3位ながら勝ち点が離れ厳しい状況だが、ぜひとも全勝するくらいの意気込みで優勝を最後まで狙ってほしい!

スポーツの楽しみ方

今日は、SOJのみんなでフットサル大会に参加した。みんなスポーツ科学部で、サッカー経験者も多い中で、けっこううまい人が集まってはいるけど、周りのレベルも高かった。「スーパービギナー」とは名ばかりのクラス名で、定期的なフットサルチームを組むか組まないかくらいのレベルだと思う。これより上のクラスに行くんだったら、都リーグ参戦レベルになるのかもしれない。

僕は久しぶりに熱をこめてプレーができた。月2,3回は個人が集まってゲームをするフットサルに参加してはいるけど、やはり仲間とプレーするとそこはチームへの帰属意識が高まる。しかも、大会が決勝トーナメントまであるから、「勝ちたい!」って思う。今日ほど勝ちたいって思ったのは久しぶりかもしれない。高校サッカー部時代もサテライトでのゲームばかりだったから、ここまで気持ちよく「勝ちたい」と思える試合は少なかったと思う。

予選リーグが4試合で、最初の3試合は勝ったけど、最後の試合で大敗してしまい、上位2チームが戦える得失点差が大敗のためチャラになってしまい、決勝トーナメントには進めなかった。体力は衰えても、どうしても勝ちたかった僕は、最後の試合は気持ちだけで走っていた。うちのチームは人数が多いため出場時間自体は少ないものの、シュートは4本ほど打ったけど、枠には行ってもまったく入らず。しまいには酸素に脳が回らなくなってキックインをカットされてゴールを割られる。でも、すぐに走ってボールをセンターサークルまで持っていった。ま、俺よりも他のやつが蹴ったほうがいいと思って、「持っていったのならお前が蹴れよ!!」と先輩に怒鳴られてしまったんだけど(苦笑)。

去年も同期のメンバーで大学の所沢キャンパスの大会に出たんだけど、その時は俺が勝ちたい気持ちと自分の実力・体力(軽い脱水症状まで行ってたんじゃないかと思う)のギャップが激しすぎたために、試合の雰囲気を台無しにしてしまった。ゴレイロをやっていてシュートが自分の手に当たってゴールに入ってしまったときに、「キーパーサンキュー」と相手に罵られた時に、思わずキレて「おいっ」と言い返してしまった。相手が自分と知り合いでも何でもないのにそうやってバカにすることはおかしいし、今でもそれが自分の間違った判断だとは思ってないけれど、あのときの雰囲気を壊してしまったのは申し訳なかった。

今回もそうやって気持ちが入ってプレーして、自分の失敗もあって負けてしまったのは同じだった。終わった直後は敗退のショックと疲れた自分に気づいてそれこそブラジル戦後のヒデみたいになってたけど、少し休んだ後は、気持ちが切り替わってる自分がいた。「はぁ~、終わったよ。疲れたな」くらいな気持ちで。これって、何が原因かと考えてみたら、たぶん自分の実力と勝ちたいっていう気持ちのバランスが取れてきたんじゃないかと思う。

高校の引退間際以降、自分には気持ちが足りないから試合にも出られなかったんだという思いで、サッカー以外にも取り組んでいた。でもそれから2年くらい経って、いろいろこのSOJっていうサークルを中心に経験を積んで、自分の心も成長できたんだな、と感じた。

と同時に、自分が一番楽しいスポーツの楽しみ方を見つけた気がする。やっぱり僕は、あくまで自分の実力の範囲内でだけど、「勝ちたい!」っていう気持ちを持ってプレーすることが楽しいプレーなんだと思う。スポーツってもともとそういう勝ち負けでゲームの終了とかを決めてた部分があるし、やっぱり勝ちに行かなきゃ楽しくないと思うんだ。ただヘラヘラ笑ってボールを回してるだけよりも、そっちのほうが魅力を感じるかな。この日もピッチの中にいる、いないに関わらず、コーチングはすごいしてたと思うし、勝ちたい気持ちではチームの中でも真ん中よりは上だった自信はある。

よく、日本サッカーが世界で勝てない理由は勝利に対して貪欲でないところだと言われるし、今回のW杯でもそうだったみたい。勝利に対して貪欲でなくてもいいけど、「勝負する」ていう気持ちは常に持っていたほうがいいとは思う。別に気張る必要はなくって、自然とそういう気持ちが表れるような状態になっていればいい。日本人はそこの切り替えがうまくないみたいだけど、やっぱりバランスが大事だよね。

僕にとってのスポーツの楽しみ方は、「勝ちたい気持ち」+「フェアプレー」+「スポーツマンシップ」だと思った。そして、それを教えてくれたサッカーは素晴らしい!!

早稲田大学vsFC東京U-18

今日は我が家こと東伏見のア式蹴球部グラウンドにて、天皇杯東京都予選の学生の部の試合を観てきた。

早稲田の試合は関西で7月の頭に開かれた総理大臣杯には行けなかったので、2週間ぶりくらいになる。今日のスタメンは、相手が格下なのもあってか、けが人などは無理をせずにベンチから外れた。

スタメンは、GKが伊藤拓真(なぜか俺がコール担当)、DFが右から山口貴弘さん、金守貴紀さん、そしてU-19日本代表から帰ってきた中川裕平、ボランチに今日はキャプテン金田隼輔さんとMFとして大学選抜に入った塗師亮、左サイドは中島健太さん、右サイドは首藤豪、トップ下には兵藤慎剛さん、2トップは島村毅さんと渡邉千真だった。GK時久省吾さんや、MF山本脩斗さん、FW松橋優さんは、ケガなどのため出場しなかった。

試合開始すぐに千真が点を取ったものの、東京も組織的なブロックを作ってスペースを与えない。時折センターバックの前のスペースが空くことがあったので、FWにくさびを入れた後のフォローを早くすればシュートに持ち込めたが、連動した動きが少なく、1-0のままハーフタイムを迎えた。収穫は、代表から帰ってきてより高い意識を感じさせるDF中川や、落ち着きのあるポジショニングで守備に強い塗師がボランチで金田さんと組むことによって、金田さんの運動量が攻撃にも活かされた。ただ、それがチーム全体の動きと連動しなかったのが残念だった。こういうときはシュートを撃てるときに遠目でも撃っておくのが効果的なのだが、人工芝で雨上がりの日差しが強く、暑さのためか判断が鈍ったのか、ワンテンポ遅いプレーが多くなってしまった。

後半から中川に代えて鈴木修人さんが入る。塗師を左DFに下げて金田さんとボランチを組んだ。兵藤さんよりひとつ低い位置でボールの出しどころができたため、攻撃の幅が少しづつ増えていった。低い位置からの得意のロングボールによる展開は、イタリアのピルロを彷彿とさせた。前半は動きの鈍かった山口さんも、積極的に動いて攻撃にも絡み、守備も持ち前の当たりの強さを発揮しだした。東京の高校生たちは試合中盤で集中力と体力が切れてきて、どんどん早稲田の攻撃陣のスペースができてくる。ここで金田さんに代えて松本怜が登場。首藤に代えるのかと思いきや、兵藤さんがボランチに下がり、首藤がトップ下に入った。ここで低めの位置から2人のパサーが展開し、2トップ+首藤が飛び出して攻撃を作っていった。また両サイドの突破も増えてくるが、最後の一押しで得点できない。それでも焦る雰囲気はチームにはなく、後ろの金守さんと塗師は時折笑顔を見せるほどに余裕を持っていた。実際1対1ではほとんど負けていない。そして、なんとかカウンターから抜け出した首藤と、終了間際に島村さんに代わって入ったソリグバこと反町一輝がゴールを決め、3-0で勝利を収めた。

3-0で勝利したが、フィジカルやスタミナの差を考えればもっと大量得点で勝ってもいい試合だった。この日は試合直前に雷雨があり、その後晴れた中での試合だった。人工芝のため、熱がこもりやすく暑さにスタミナや判断力を奪われただろうが、それは相手も同じこと。ましてやここは毎日練習をしているホームグラウンドだ。明後日の学生代表決定戦は同じ場所で、おそらく法政大学との試合だ。自分はまだ行けるかどうかわからないが、大学リーグ前期開幕戦で負けている相手だけに、ぜひとも勝ってほしい。

裏話:

北京オリンピックU-21代表監督に内定している、反町康治さんが視察に来てた。サングラスをしながら時折電話をしていた。誰と電話していたんだろうか。

ほぼ毎日生配信を見てます
SKE48 LIVE!! ON DEMAND
注目してるアイドルさん
UNIVERSAL MUSIC STORE(ユニバーサルミュージックストア)

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プロフィール
1986年、東京都葛飾区生まれ。高校まで下手ながらサッカー部を続け、大学ではスポーツ社会学専攻に。卒業後はメーカー系SIerの名古屋支社でSEとして3年ほど働いた後、退職する。SE時代に発症したうつ病(双極性障害Ⅱ型の疑いもあり)のリハビリをしながら、「スポーツで楽しく社会貢献」をテーマにした、法人化したばかりのNPOのボランティア職員としても活動中。

趣味はサッカーとアイドルの"観戦"と"考察"。代表戦を中心に、JリーグではFC東京びいき。サッカーはプレーは下手でも技術・戦術論からビジネス論まで何でも語りたがる。どちらかと言えばサイドを広く使ったシステマティックにボールを使うサッカーが好き。好きな選手・憧れていた選手は、名波浩・相馬直樹・中村俊輔・ベッカム・ピルロあたりで、ショートパスのサッカーが好きな割にクロスやミドルレンジのスルーパスがうまい選手が好き。

アイドルは、2011年秋ごろ、休職して暇になり「なんでそんなにAKBが売れてるの?」とテレビ番組やネットを漁り始めたら面白さにどハマりした口。そこから他の女性アイドルにも広く興味を持ち始め、ライブや握手会などに積極的に参加している。好きなグループはSKE48、AKB48、HKT48、PASSPO☆、9nine他。推しメンは秦佐和子、松村香織、岩永亞美、梅田彩佳、梅田綾乃、朝長美桜、奥仲麻琴、根岸愛、佐武宇綺など、グループを問わないksDD。別に推しメンじゃなくてもみんな大好きな博愛主義です。女子のかわいさだけでなく、グレーなところにもどんどん突っ込んで語りたい派

連絡先:
yuhki110kin(アットマーク)gmail.com

Twitterアカウント:
@110kin[サッカー・真面目Ver.]
@dd110kin[アイドルヲタ全開Ver.]   
読了本①
欧州サッカー批評(7) (双葉社スーパームック)

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

サッカー小僧 005 (白夜ムック)

アイドル最前線2013 (洋泉社MOOK)
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読了本②
BUBKA (ブブカ) 2013年 05月号 [雑誌]

新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?

AKB48裏ヒストリー ファン公式教本

ダ・ヴィンチ 2013年 04月号 [雑誌]

まるっとSKE48スペシャル

うつ病・休職から復職

リトル・ピープルの時代

「双極性障害」ってどんな病気?  「躁うつ病」への正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)

対人関係療法でなおす 双極性障害

日本代表サポーターを100倍楽しむ方法  ~サッカーとボクと、時々、ノマド~



ENTAME (エンタメ) 2013年 04月号 [雑誌]









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